ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!

あと数日すると、年に一度の「巨大や際コンテスト」が開催される。発明家ウォレスとそのパートナーである忠犬グルミットはプロの害獣駆除隊である。野菜泥棒を捕まえるために仕掛けた警報が作動! 出動すると、ウサギが畑を荒らしていた。ウォレスとグルミットは、無事野菜を守ったので英雄として次の日の朝刊を飾ったのである。また、コンテストの主催者で町一番の美女レヂィ･トッティントンから緊急の連絡が入った。急行すると、庭にウサギが大発生していたのだ。ウサギたちを捕まえたウォレスは、しかたなく自宅の地下で飼うことにした。増える一方のウサギ。ウォレスは、以前発明した“ココロ･コントローラー”を使ってウサギを野菜嫌いにさせることにした。満月の夜、この世紀の発明品を試すが、実験は大失敗に終わってしまった。ある夜、またもや畑が荒らされる事件が発生した! 荒っぽい手口から、「ウサギの怪物が出現した」という噂が飛び出すほどだった。このままでは代々トッティントン家が主催してきた巨大野菜コンテストを中止しなければならない。そう思ったレディは、再びウォレスに巨大ウサギを捕まえてほしいと依頼をするのだった。そのウサギの足跡を追っていくと、何とウォレス家の地下室にたどり着いてしまった！恐る恐る覗いてみると、先日脳波改造マシーンで吸い取られそうになったウサギが他のウサギより一際大きくなっていたのだった。巨大ウサギの正体は、実験で失敗したせいで悪さをするようになったそのウサギだったのである。 2005年の米アカデミー賞で長編アニメ賞を受賞。